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ダブルバインド

今アメリカで話題になっているのが大物歌手のリアーナと彼女に暴力をふるって今年2月に逮捕された元恋人の大物歌手クリス・ブラウンです。2人が最近よりを戻したというニュースがテレビなどで大きく取り上げられています。

近年、アメリカではカップルの関係も含んだDV(ドメスティックバイオレンス)が深刻な問題になっています。
暴力を振るわれながら、その状況に身を置き、その関係を解消できないティーンエイジャーが増えています。
これは、ダブルバインド(二重拘束)の状態になっていると言えます。

ダブルバインド説とは1956年に人類学者のグレゴリー・ベイトソンによって発表されました。
家族間などにおいて、コミュニケーションの発するメッセージがダブルバインド・パターンであると、その状況におかれた人が統合失調症(精神分裂)に似た症状を示すようになる、という説です。

ダブルバインドとは「もしAをしなければ、あなたは(生存する、安全でいる、楽しむ、人としてOKでいる)事が出来ない。しかしAをしても、あなたは(生存する、安全でいる、楽しむ、人としてOKでいる)事が出来ない。」というどちらを選択しても勝てない(no-win)状況に身を置く事なのです。

アメリカでは1690年代に魔女狩りが行われていました。
魔女であるかを判別する方法として、疑いのある女性を捕まえて体を縄で縛り、湖に投げ込みました。

もし浮かんで助かれば、魔女として処刑され、そのまま溺れたら魔女ではなかったと判明されるのです。

結果的にはどちらも死に至るのです。

ダブルバインドはそれほど稀なことではありません。
仕事の場面で、どんどん仕事を請け負って自分の出来る範囲を越えてしまいました。「仕事ができる人」と思われたい為に、上司からの仕事も引き受けてしまいました。

上司からの仕事を終えても他の仕事に手を付けられません。
他の仕事を終えてからだと上司の仕事が間に合いません。

どちらをとっても「仕事の出来ない人」になってしまうのです。

夫婦間で、更年期に入った妻に対して男性が「更年期障害ってどうなるの?」と質問すると、妻は「そんな事はあなたに関係のない事でしょ。」と怒鳴ってきます。

もし彼が何も質問しなかったら今度は妻に「私のことを気にかけていない」と批判されるのです。

彼は彼女の言ったことの意味を的確に捉え、それに対応する事が出来なかった自分を責め、夫として失格だと思ってしまうのです。

どちらを選択しても最悪の状況に至ってしまうのがダブルバインドです。
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